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床材で印象が変わる|フローリングの種類と選び方

床材で印象が変わる|フローリングの種類と選び方

床は部屋の面積の約3割を占める「最大のインテリア要素」。フローリングの種類、色、貼り方ひとつで、住まいの印象は劇的に変わります。新築・リフォーム・賃貸DIYで使える床材の知識を徹底解説。

はじめに

住まいの中で、最も大きな面積を占めるインテリア要素が「床」。壁や天井と比べて、床は常に視界に入る上、人が触れる場所でもあります。床材の選択は、部屋全体の印象を決定づける重要な要素です。フローリングの種類、色、木目の方向、貼り方を変えるだけで、同じ間取りの部屋でも全く違う表情を見せます。新築やリフォームを検討中の方はもちろん、賃貸でもフロアタイルやクッションフロアを使えば、原状回復可能な範囲で床の印象を変えることが可能。本記事では、主要な床材の種類と特徴、色や木目による印象の違い、賃貸でもできる床材DIY、メンテナンスのコツまで、床材選びの全てを解説します。

主要な床材の種類と特徴

住宅で使われる床材は、大きく分けて「無垢フローリング」「複合フローリング」「シートフローリング」「フロアタイル」「クッションフロア」「カーペット」「畳」に分類されます。「無垢フローリング」は、天然木の一枚板を加工した床材。木の質感、香り、踏み心地、調湿効果が魅力で、最高ランクの床材として人気。代表的な樹種はオーク、ウォルナット、メープル、チーク、パイン、桜、杉、ヒノキなど。価格は1平米あたり1〜3万円(材料費)で、施工費を含めると総額は高め。経年変化を楽しめる一方、傷つきやすく、水濡れに弱いというデメリットも。「複合フローリング」は、合板の上に薄い天然木の単板を貼り付けた床材。無垢の質感を保ちながら、反りや収縮が少なく、施工性も良好。新築マンションで最も多く採用される床材です。価格は1平米5,000〜2万円程度。「シートフローリング」は、合板の上に木目調のシートを貼り付けた床材。天然木ではないため安価で、傷や水濡れに強い。価格は1平米3,000〜1万円程度。賃貸物件で多く使われています。「フロアタイル」は、塩化ビニル製の床材で、木目調・大理石調・タイル調など多彩なデザインが選べます。耐水性・耐久性に優れ、キッチン・洗面・トイレなどの水回りに最適。賃貸DIYでも人気の素材で、1平米1,500〜5,000円程度。「クッションフロア(CF)」は、塩化ビニル製の柔らかいシート状の床材。クッション性があり、防音効果も高い。賃貸の水回りで多用される素材で、1平米1,000〜3,000円程度。「カーペット」は、ホテルライクな高級感、防音・断熱効果が魅力。ウール、ポリプロピレン、ナイロンなど素材の選択肢も豊富で、1平米3,000〜2万円程度。「畳」は、和室の定番。い草の香り、調湿効果、踏み心地が魅力で、最近は色や形のバリエーション豊富な「琉球畳」も人気。1畳あたり1〜3万円程度です。

色と木目で変わる空間の印象

床材の「色」と「木目」は、部屋の印象を大きく左右します。「明るい色(ナチュラル、メープル、ホワイトオークなど)」は、部屋を広く明るく見せる効果があります。北欧スタイル、ナチュラルスタイル、ジャパンディスタイルなど、明るく爽やかな空間を作りたい人におすすめ。日当たりが悪い部屋でも、床が明るいと印象が大きく改善します。狭い部屋にも適しています。「中間色(オーク、チェリー、メイプルなど)」は、最もバランスのいい色合い。和風・洋風どちらにも馴染み、家具やインテリアスタイルを選びません。新築マンションで最も多く採用されている色帯です。「濃い色(ウォルナット、ダークオーク、チーク、ブラックなど)」は、シックで高級感のある空間を作る色。モダンスタイル、インダストリアルスタイル、ホテルライクなインテリアにおすすめ。広い部屋なら、濃い色の床も格好良く決まります。ただし、狭い部屋や日当たりの悪い部屋では、圧迫感が出る可能性があるので注意。「木目の方向」も重要な要素。「縦方向(部屋の奥行き方向)」に貼ると、部屋が広く奥行きがあるように見えます。一方、「横方向」に貼ると、部屋の幅を広く感じさせる効果が。一般的に、横長の部屋は奥行き方向に貼り、正方形に近い部屋は窓側に向かって貼るのが基本です。「ヘリンボーン」「シェブロン」「市松」など、特殊な貼り方もデザイン性の高いインテリアを作る選択肢。価格は通常の倍程度になることが多いですが、空間に圧倒的な個性が生まれます。床材の「節」も印象を左右する要素。節が多い(カントリー調、無垢材)と、自然で温かみのある印象に。節がない(均一な木目)と、モダンで洗練された印象になります。新築・リフォーム時には、必ずサンプルを取り寄せて、実際の光の下で確認しましょう。カタログだけで決めると、後悔することが多い項目です。

賃貸でもできる床材DIY

賃貸住宅では、本格的なフローリングの貼り替えは難しいですが、「原状回復可能」な範囲で、床の印象を変えるDIYが可能です。最も手軽なのが「ラグやカーペットを敷く」方法。リビングの大部分を覆う大型ラグ(200×250cm程度、5,000〜5万円)を1枚敷くだけで、空間の印象が大きく変わります。ニトリ、IKEA、無印良品、楽天、Amazonで多数の選択肢があります。次におすすめなのが「置き敷きフロアタイル・クッションフロア」。粘着剤がついていない、または弱粘着のタイプを選べば、賃貸でも安心して使えます。1平米1,500〜3,000円程度で、6畳の部屋なら2〜3万円で施工可能。デザインも木目調、大理石調、タイル調と豊富。「ジョイント式タイルカーペット(吸着タイプ)」も人気のDIYアイテム。50×50cmのタイルカーペットを敷き詰めるだけで、簡単に床のイメージチェンジが可能。汚れた1枚だけを交換できるのも便利。1枚300〜1,000円程度、6畳分で2〜3万円。サンゲツ、東リ、川島織物セルコンなどの有名メーカーから、デザイン性の高いタイルカーペットが発売されています。「フロアシート(クッションフロア)」を、両面テープで仮固定する方法もあります。1平米1,500〜3,000円程度。退去時にはきれいに剥がせるよう、養生テープを下に敷いてから両面テープを使うのがポイント。マンションの場合、階下への騒音対策にも床材DIYは効果的。フローリングの上にコルクマット(1平米1,500〜3,000円)を敷くだけで、防音・断熱効果が大幅にアップします。賃貸DIYで注意したいのは「退去時のトラブル」。原状回復可能な施工方法を選ぶこと、施工前の状態を写真で記録しておくこと、不安な場合は管理会社に事前確認することが重要です。

まとめ

床材は、部屋の面積の約3割を占める最大のインテリア要素。「種類による特性の違い」「色と木目で印象が変わる」「賃貸でもDIY可能」の3点を理解すれば、床材選びで失敗することなく、理想の空間を実現できます。新築・リフォームは10〜20年に一度の大きな選択。実物サンプルを確認し、生活スタイルに合った床材を選びましょう。賃貸の方も、ラグやフロアタイルで気軽に床の印象を変えられます。バナナハウス株式会社では、苫小牧エリアで質の高いフローリングのマンション、無垢材を使った新築戸建てなど、床にこだわった住まいのご紹介もしています。お気軽にご相談ください。


この記事は北海道苫小牧市の不動産仲介会社「バナナハウス株式会社」のコラムです。住宅の購入・売却・賃貸についてご相談はお気軽にお問い合わせください。