不動産売却には「仲介」と「買取」という2つの方法があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。手取り額・売却期間・周囲への配慮など、状況別の使い分けを解説します。
はじめに
不動産売却の方法は大きく分けて「仲介」と「買取」の2種類があります。仲介は不動産会社が買主を探して個人間取引を仲介する方法、買取は不動産会社が物件を直接買い取る方法です。一般には仲介の方が高く売れる傾向がありますが、買取は短期間で確実に売却できるメリットがあり、状況によって最適な選択肢が変わります。本記事では両者の違いを価格・期間・手続きの3つの軸で比較し、苫小牧で買取が向くケース・仲介が向くケースを整理してお伝えします。
価格の違いとその理由
最も重要な違いは売却価格です。仲介では市場価格(査定額)で売れることが多いのに対し、買取は市場価格の60〜80%程度に値引かれるのが一般的です。たとえば仲介で2,000万円の査定が出る物件は、買取だと1,200〜1,600万円程度になります。差額の400〜800万円が買取業者の利益分です。なぜこれほど差が出るかというと、買取業者は購入後にリフォーム費用(100〜500万円)・空き家期間の固定資産税・販売活動費・再販時の仲介手数料を負担し、最終的に利益を確保する必要があるためです。築年数が古い物件、立地が悪い物件、再販に時間がかかりそうな物件ほど、買取価格は市場価格より大きく下がる傾向があります。一方、駅近マンションや築浅戸建てなど再販しやすい物件は、市場価格の80〜90%まで買取価格が上がることもあります。
期間と手続きの違い
仲介で売却する場合、媒介契約から決済まで平均3〜6ヶ月かかります。買主を募集し、内覧対応をし、価格交渉を経て契約に至るため、一定の期間が必要です。一方買取は、業者の査定後に売買契約を結べば、最短2週間〜1ヶ月で決済まで完了します。スピードを重視する場合は買取が圧倒的に有利で、相続税の納税期限が迫っている、転勤までに現金化が必要、離婚で速やかに財産整理したい、といったケースで重宝されます。また買取では内覧対応が不要、近所に売却活動を知られない、契約不適合責任が免除されるなどの追加メリットもあります。築古物件や、室内に問題を抱える物件(雨漏り・シロアリ・事故物件など)は買取のほうがトラブルを避けられます。
苫小牧で買取が向くケース・仲介が向くケース
買取が向くのは、(1)築40年超の戸建てで建物価値がゼロに近い物件、(2)再建築不可・接道不良など販売難易度の高い物件、(3)相続・離婚・転勤など期限のある売却、(4)内覧対応が物理的に困難(遠方居住・高齢)、(5)プライバシーを守りたいケース、です。仲介が向くのは、(1)築20年以内で建物価値が残っている物件、(2)苫小牧の駅近・小学校区が人気エリアの物件、(3)時間的余裕があり1円でも高く売りたいケース、(4)買主との直接交渉で条件を柔軟に変えたいケース、です。最近は「買取保証付き仲介」というハイブリッド方式も増えています。一定期間(通常3〜6ヶ月)は仲介で売却活動を行い、売れなかった場合は事前合意した価格で業者が買取する仕組みで、両方のメリットを取れます。
まとめ
仲介と買取の選択は、価格・期間・周囲への配慮の3軸で判断します。仲介は高く売れる代わりに時間がかかり、買取は安くなる代わりに早く確実に売れる、というトレードオフです。築年数・立地・売却理由・期限の有無を踏まえて選びましょう。バナナハウス株式会社では仲介・買取の両方に対応しており、お客様の状況に応じて最適な方法をご提案します。買取保証付き仲介もご相談可能ですので、迷われている方はまず査定だけでもお試しください。
この記事は北海道苫小牧市の不動産仲介会社「バナナハウス株式会社」のコラムです。住宅の購入・売却・賃貸についてご相談はお気軽にお問い合わせください。


