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内窓・二重窓設置のメリットと費用|結露・寒さ対策の決定版

内窓・二重窓設置のメリットと費用|結露・寒さ対策の決定版

既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付ける「内窓設置」は、低コストで高い断熱効果が得られる人気のリフォームです。本記事では内窓のメリット・選び方・費用相場、メーカー比較、補助金活用まで詳しく解説。北海道の厳冬期に特に効果を発揮する内窓リフォームの全知識をお届けします。

はじめに

「外窓を交換するほどの予算はないけど、寒さや結露をなんとかしたい」――そんな方に最適なのが内窓(インナーサッシ・二重窓)の設置です。既存の窓はそのままで、その内側にもう一つ窓を取り付ける工法で、約半日で施工完了。費用も外窓交換の半額〜3分の1程度に抑えられます。窓の間に空気層ができることで断熱性能が劇的に向上し、結露・寒さ・騒音対策に絶大な効果を発揮します。本記事では、内窓設置のメリットと選び方、主要メーカーの比較、費用相場、補助金制度の活用法まで、内窓リフォームを成功させる情報を網羅的にお届けします。

内窓設置の5つのメリット

【1.圧倒的な断熱効果】
内窓を設置すると、既存窓と内窓の間に空気層ができ、これが断熱層として機能します。一般的な単板ガラスのアルミサッシの熱貫流率は約6.0 W/(m²·K)ですが、内窓を追加することで2.0〜2.5 W/(m²·K)に改善。外窓交換に匹敵する性能を半額以下で実現できます。

冬場、窓際の温度は外気温の影響で大きく下がります。内窓設置により、室温が約2〜4度上昇するというデータも。暖房効率も向上し、年間の暖房費が15〜25%削減できるケースも珍しくありません。

【2.結露の劇的な軽減】
結露は、室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れることで発生します。内窓により室内側の窓表面温度が上がるため、結露が大幅に軽減されます。

北海道では冬の結露が深刻で、放置するとカビ・ダニの発生、サッシ枠の腐食、壁紙の剥がれといった被害を招きます。内窓は結露対策として特に効果的で、ほぼゼロに近いレベルまで結露を抑えられるケースが多いです。

【3.防音効果】
窓は外部からの音を伝える主要経路です。内窓により音の透過が大幅に減少し、生活騒音(車・電車・話し声)を最大40デシベル軽減できます。

特に道路沿いや線路沿い、空港周辺の住宅、または逆に楽器演奏など室内の音漏れが気になる場合に効果的です。防音性能を最大化するには、内窓のガラスを「合わせガラス」や「異厚複層ガラス」にすることで更なる効果が得られます。

【4.防犯効果】
窓を二重にすることで、空き巣の侵入時間を大幅に増やせます。空き巣の多くは侵入に5分以上かかると諦めるというデータがあり、内窓は単独のガラス1枚より時間がかかるため、防犯効果も期待できます。

【5.短工期・低価格】
内窓設置の最大のメリットは、外壁を傷めず、室内側からの作業のみで済むこと。1窓あたり半日〜1日で施工完了し、家具の大移動も不要です。

内窓の種類と費用相場

【内窓の主要メーカー】
1. LIXIL(リクシル)「インプラス」
・国内シェアトップクラス
・ガラスの種類が豊富(単板・複層・Low-E複層・防音合わせ等)
・カラーバリエーション11色

  1. YKK AP「プラマードU」
    ・断熱性能の高さで定評
    ・木目調デザインが人気
    ・防音性能オプションあり

  2. 三協アルミ「プラメイクEII」
    ・寒冷地仕様あり
    ・コストパフォーマンスが良い

【ガラスの種類別費用(腰高窓1箇所)】
・単板ガラス: 5〜10万円
・複層ガラス(空気層6mm): 8〜15万円
・Low-E複層ガラス(空気層12mm): 10〜20万円
・防音合わせガラス: 12〜25万円
・トリプルガラス(超高断熱): 15〜30万円

【ガラスの種類別費用(掃き出し窓1箇所)】
・単板ガラス: 8〜15万円
・複層ガラス: 12〜22万円
・Low-E複層ガラス: 15〜30万円
・防音合わせガラス: 20〜35万円
・トリプルガラス: 25〜45万円

【部屋別の費用目安】
・リビング(掃き出し窓1+腰高窓1): 25〜50万円
・寝室(腰高窓1): 8〜15万円
・子ども部屋(腰高窓1): 8〜15万円
・浴室(小窓): 5〜10万円
・全室施工(戸建て10窓): 100〜200万円

【追加オプション費用】
・電動シャッター連動: +5〜10万円
・サッシ枠の上吊式: +1〜3万円
・特殊サイズ(出窓・大開口): +20〜50%
・取り付け部分の補強工事: +1〜5万円

費用は窓のサイズと数、ガラスの種類で決まります。複数窓を同時に施工すると1窓あたりの単価が下がり、出張費・諸経費も抑えられるため、家全体まとめての施工がコスト効率的です。

内窓設置の注意点と補助金活用

【設置前のチェックポイント】
1. 既存サッシの状態確認
既存サッシが歪んでいたり、枠が腐っている場合、追加補修が必要。事前に業者に確認を。

  1. 内窓設置スペースの確認
    既存窓枠から内側に7〜10cm程度のスペースが必要。窓周辺に家具や柱があると設置できない場合があります。

  2. クレセント錠の干渉
    既存窓のクレセント(中央の鍵)と内窓が干渉しないか確認。場合により位置調整が必要。

  3. 開閉方式の選択
    ・引き違い窓: 標準的、最も多い
    ・開き窓: スペース取りに注意
    ・FIX(固定)窓: 開閉不要な小窓に
    ・上げ下げ窓: 既存窓に合わせて選択

  4. デザインの統一
    フレーム色は既存サッシや内装に合わせて選択。木目調、白、ホワイトウッド、ライトオーク、ナチュラル、ダーク色などから選べます。

【内窓の使い方の注意点】
・通常は内窓を閉めて使用、換気時のみ開ける
・夏場は遮熱効果も期待できるが、室内が暑くなりすぎないよう調整
・掃除は週1回程度、両面の窓を拭く必要あり

【補助金制度の活用】
内窓設置は「先進的窓リノベ事業」の重点支援対象です(2026年5月時点)。

・補助金額: 内窓1箇所あたり3万〜13万円
・面積・性能により段階的に増額
・住戸あたり上限200万円
・申請は登録事業者経由

具体例:
・腰高窓1箇所(Low-E複層): 工事費15万円→補助金5万円→実質10万円
・掃き出し窓1箇所(トリプルガラス): 工事費30万円→補助金10万円→実質20万円
・戸建て全窓(10箇所): 工事費150万円→補助金60万円→実質90万円

補助金活用には登録業者での施工が必須。見積もり時に「先進的窓リノベ事業の対応業者か」を確認しましょう。

【内窓設置後の効果実例】
・苫小牧市K様邸: 全室8箇所に内窓設置(150万円→補助金後80万円)
→ 冬の暖房費が月15,000円→9,000円に削減、結露ゼロに
・苫小牧市S様邸: リビング2箇所のみ内窓設置(30万円→補助金後18万円)
→ 部分施工でも結露が大幅軽減、寒い窓際が解消

まとめ

内窓・二重窓の設置は、低コストで高い断熱・防音・結露対策効果が得られる優秀なリフォームです。費用は1窓5〜30万円、戸建て全窓でも100〜200万円程度。「先進的窓リノベ事業」の補助金を活用すれば実質負担を大幅に削減できます。北海道苫小牧の厳しい冬を快適に過ごすためには必須レベルのリフォームと言えます。施工は半日〜1日と短く、家具の大移動も不要なので、忙しい方にも取り組みやすいのが魅力。まずはリビングや寝室など、特に寒さを感じる部屋から始めて、効果を実感しながら段階的に進めるのもおすすめです。


この記事は北海道苫小牧市の不動産仲介会社「バナナハウス株式会社」のコラムです。住宅の購入・売却・賃貸についてご相談はお気軽にお問い合わせください。