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賃貸入居中の修繕依頼|大家・管理会社への正しい伝え方と費用区分
トラブル対処・Q&A 2026年05月28日

賃貸入居中の修繕依頼|大家・管理会社への正しい伝え方と費用区分

賃貸物件の入居中に設備が故障した場合、修繕依頼の方法や費用負担で迷うことがあります。本記事では、修繕依頼の正しい手順、貸主・借主の費用区分、トラブル予防策を解説します。

はじめに

賃貸物件で長く住んでいると、エアコンが効かない、水道から水漏れする、ドアが閉まりにくいなど、さまざまな修繕が必要になります。修繕依頼の手順を間違えると、本来は大家が負担すべき費用を自分で払うことになったり、入居者の故意過失と判断されて費用負担を求められたりするケースがあります。本記事では、賃貸入居中の修繕依頼を正しく進めるための手順、費用区分の考え方、そしてトラブルを防ぐためのポイントを解説します。

修繕依頼の正しい手順

故障や不具合を発見したら、まず状況を写真や動画で記録します。日時が分かる形で残しておくと、後の交渉で役立ちます。次に、契約書類に記載されている連絡先(管理会社または大家)に電話・メールで連絡します。電話で連絡した場合も、書面(メール、LINE等)で内容を残しておくのが理想的です。「いつ、どこで、何が起きているか、どれくらいの被害があるか」を具体的に伝えます。例えば「キッチンシンクの下から水漏れがあり、収納内の物が濡れています。発生は昨日夕方からで、現在も継続しています」といった具合です。緊急性が高い場合(漏水、ガス漏れ、ガラス破損など)は、その旨を伝え、即時対応を求めます。修繕業者の手配は、原則として管理会社・大家が行います。勝手に業者を呼んで修理し、費用を後請求しようとすると、認められないケースが多いので注意してください。やむを得ず立替する場合は、必ず事前に管理会社の承諾を得て、領収書を保管しましょう。

貸主・借主の費用負担区分

修繕費用の負担区分は、原則として「経年劣化・自然損耗・設備の寿命」によるものは大家負担、「入居者の故意・過失・善管注意義務違反」によるものは入居者負担となります。具体例を見てみましょう。エアコン・給湯器の寿命による故障、給排水管の老朽化による水漏れ、雨漏り、シロアリ被害、サッシの不具合などは大家負担です。一方、入居者が物をぶつけて壊した、油や髪の毛による排水管詰まり、子どもの落書きによる壁紙汚損、ペットによる傷、煙草のヤニ汚れ、結露を放置したことによるカビ被害などは入居者負担です。判断が難しいケースもあり、例えば長期間の入居中に発生したカビは、入居者の換気不足が原因か、建物の構造的問題か、議論になることがあります。基本的に、「通常の使用」をしていれば貸主負担となるのが原則です。判断に迷ったら、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」が参考になります。

トラブルを防ぐためのポイント

入居中の修繕トラブルを防ぐには、まず契約時に契約書をよく読み、修繕に関する特約を確認します。「軽微な修繕は借主負担」といった条項がある場合、何が軽微にあたるか不明確だとトラブルになります。次に、入居時の物件状況を「現況確認書」に詳細に記録し、写真撮影もしておきます。引越し時の既存の傷や汚れを記録しておけば、退去時のトラブルも防げます。日常使用では、定期的な掃除・換気・点検を怠らないことが大切です。エアコンのフィルター掃除、排水口のゴミ除去、結露の拭き取りなど、入居者として通常行うべきメンテナンスを実施しましょう。故障が起きたら、放置せず早めに管理会社へ連絡することも重要です。放置することで被害が拡大した場合、その拡大分が入居者負担となる可能性があります。また、火災保険(家財保険)には個人賠償責任保険が付帯していることが多く、階下漏水を起こした場合などの賠償に役立ちます。

まとめ

賃貸入居中の修繕は、正しい手順を踏むことで費用負担トラブルを防げます。まず管理会社・大家に連絡し、勝手な対応を避け、記録を残すという基本を守りましょう。費用区分は経年劣化か入居者過失かが基本で、迷ったら国交省ガイドラインを参照します。日々のメンテナンスと早めの連絡が、長期的にも費用を抑えるコツです。バナナハウス株式会社では、苫小牧市内の賃貸物件のご紹介から入居後のサポートまで、安心の対応を心がけております。賃貸でお困りの方は、お気軽にご相談ください。


この記事は北海道苫小牧市の不動産仲介会社「バナナハウス株式会社」のコラムです。住宅の購入・売却・賃貸についてご相談はお気軽にお問い合わせください。