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物価上昇局面における不動産価格の動き
市場動向・トレンド 2026年05月27日

物価上昇局面における不動産価格の動き

物価上昇が続く中、不動産価格はどのように動いているのでしょうか。本記事では消費者物価指数の動向と不動産価格の関係を整理し、インフレ局面における住まい選びの考え方をお伝えします。

はじめに

ここ数年、食料品・エネルギー・日用品など、生活に身近な物価の上昇が続いています。総務省の消費者物価指数(CPI)は、2022年以降前年同月比でプラス基調が続き、家計への影響が顕在化しています。こうした物価上昇局面において、不動産価格はどのように動くのでしょうか。一般に「インフレ時には不動産が値上がりする」と言われますが、その仕組みと実態には注意深く目を向ける必要があります。本記事では物価動向と不動産価格の関係を、データと理論の両面から整理してお伝えします。

インフレと不動産価格の関係

経済学的には、インフレ局面では実物資産である不動産の価値が相対的に上昇する傾向があります。理由はシンプルで、貨幣価値が下落するなかで、土地や建物といった実物資産が相対的に保有価値を維持するためです。また、建築資材コストや人件費の上昇により、新築住宅の供給価格が上昇すれば、それに連動して中古住宅の市場価格も押し上げられます。実際、ここ数年の日本の住宅市場でも、新築マンション価格は過去最高水準を更新し、中古マンション価格も上昇基調が続いています。ただし、すべての地域で同じように価格上昇するわけではなく、需要構造によってエリア間で差が生じます。

家計への影響と購買力低下

一方で、物価上昇は家計の購買力を低下させる側面があります。食料品やエネルギーコストの上昇は可処分所得を圧迫し、住宅取得予算にも影響します。住宅ローンの借入可能額は基本的に年収に対する返済負担率で決まりますが、生活コストが上昇すると実質的な返済余力が低下します。また、長期固定金利型のローンを選んでいる場合は金利変動リスクは抑えられますが、変動金利型を選んでいる場合は、金利上昇リスクも同時に意識する必要があります。住宅価格と購買力の関係を踏まえ、無理のない予算設定が一層重要となります。

インフレ局面での住まい選びの考え方

物価上昇局面で住宅取得を考える際は、いくつかの視点が大切です。第一に、住宅は長期保有の実物資産であり、短期的な物価変動に左右されにくい性質を持つこと。第二に、固定金利型住宅ローンを選択することで、将来の金利上昇リスクを抑えられること。第三に、住宅は将来の家賃支出を固定化する効果があり、賃料が上昇していく局面ではメリットが大きくなること。第四に、立地・耐久性・メンテナンス性に優れた物件を選ぶことで、長期的な資産価値を維持しやすいこと。これらを総合的に判断することで、インフレ局面でも納得感のある住まい選びが可能になります。苫小牧のような地方都市では、首都圏ほどの価格上昇は生じにくいものの、堅実な選択肢が広がっています。

まとめ

物価上昇は家計に痛みをもたらす一方で、不動産という実物資産の相対的な価値を高める側面もあります。住宅取得を考える際は、物価動向だけでなく、金利・収入・ライフプランを総合的に勘案することが大切です。バナナハウス株式会社では、苫小牧の市場特性を踏まえた住まい選びを、お客様一人ひとりに合わせてご提案いたします。物価動向と住宅取得についてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。


この記事は北海道苫小牧市の不動産仲介会社「バナナハウス株式会社」のコラムです。住宅の購入・売却・賃貸についてご相談はお気軽にお問い合わせください。