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古民家・築古物件の売却戦略|価値を見出してくれる買い手の見つけ方
売却ガイド 2026年05月27日

古民家・築古物件の売却戦略|価値を見出してくれる買い手の見つけ方

築50年以上の古民家や古い戸建ては「資産価値ゼロ」と判定されがちですが、その魅力に惹かれる買い手も確実に存在します。本記事では苫小牧周辺で古民家・築古物件を売却する際の戦略、ターゲット層へのアプローチ方法、価格設定のコツを解説します。

はじめに

「築60年の家、もう価値なんてないですよね?」というご相談を受けることがあります。たしかに一般的な中古住宅市場では築古ほど評価が下がりますが、最近は古民家ブームやDIY志向の高まりで、築古ならではの魅力を求める買い手層も増えています。苫小牧周辺でも、レトロな雰囲気を活かしてカフェや民泊に活用したい方、田舎暮らしを希望する移住者、コストを抑えてマイホームを持ちたい若いDIY派など、新しい買い手像が広がっています。本記事では古民家・築古物件の売却戦略を解説します。

古民家・築古物件のターゲット層を理解する

古民家・築古物件を売るには、まずターゲット層を理解することが出発点になります。一般的な「最新設備の新築派」とはまったく異なる買い手像を想定する必要があります。

第一の層は「DIY・リノベ志向の若い世代」です。20代後半〜40代の共働き世帯や独身者で、限られた予算で個性的な住まいを実現したいと考える層です。彼らは中古住宅を割安で買い、自分好みにリノベーションすることに価値を見出します。SNSやYouTubeでDIYリノベ事例を発信する人も多く、「面白い物件」を求める熱心な買い手です。

第二の層は「カフェ・民泊・アトリエ用途を考える事業者」です。苫小牧周辺では観光客向けの民泊や、地域コミュニティ拠点としての改修事例も増えています。古い梁や柱、和室の構造をそのまま活かしたい層には、新築では得られない味わいが魅力になります。

第三の層は「移住希望者・セカンドハウス需要」です。札幌や首都圏から北海道への移住を考える層、別荘的にセカンドハウスを持ちたい層も古民家を好みます。苫小牧は新千歳空港から近く、北海道入り口の都市として移住先候補に挙がりやすい立地です。これらの層に届く広告戦略を組むことが、築古物件の売却成功のカギになります。

魅力を伝える広告と内覧の工夫

築古物件は「設備の古さ」を隠そうとせず、むしろ「味わい」として打ち出すことが効果的です。一般的な物件写真とは異なる撮り方を意識しましょう。

第一に「素材感を強調した写真」です。無垢の床板、漆喰の壁、太い梁、レトロな照明器具など、新築では再現できない素材を主役にした写真を撮ります。光の入り方や陰影を活かしたアート性のある構図が、ターゲット層の心を掴みます。スマホで撮影する場合も、自然光の入る時間帯を選び、生活感を抑えた構図を意識します。

第二に「ストーリーのある物件説明」です。「この家は祖父が戦後に建てた家で、地元の大工さんが…」といった背景情報は、画一的な新築にはない価値を伝えます。家の歴史、建てた人の想い、住んでいた時代の暮らしぶりなどを写真と一緒に掲載することで、買い手の感情に訴えます。

第三に「リノベ提案の付加」です。建築士やリノベ業者と連携して、「ここをこう改修すれば◯◯円でこんな空間になる」という提案資料を一緒に提示できると、買い手のイメージが具体化し、購入意欲が高まります。バナナハウス株式会社では地元の信頼できるリノベ業者と連携し、こうした提案資料の作成もサポートしています。

価格設定と販売チャネルの選び方

古民家・築古物件の価格設定は通常の中古住宅とは異なる考え方が必要です。一般的な相場(築年数別の㎡単価)を当てはめると不当に安くなりがちですが、ターゲット層の心に響く物件なら土地値以上で売れることもあります。

価格設定の出発点としては、土地値(路線価×補正係数または公示地価×面積)を基準に、建物の状態と魅力度を加算する考え方が現実的です。柱や梁が健全で味わいがある建物なら土地値+50万〜200万円程度の上乗せが期待できます。逆に雨漏りや傾きが目立つ場合は土地値以下になることもあります。

販売チャネルも工夫が必要です。一般的なポータルサイト(SUUMOやアットホーム)だけでなく、「カチタス」「リノベる。」などのリノベ専門業者、地域の古民家マッチングサイト、空き家バンクなども有効です。苫小牧市の空き家バンクに登録すれば移住希望者の目に止まりやすくなります。また、SNSやインスタグラムで物件の魅力を発信する仲介会社も増えており、視覚的に訴える媒体を活用することが成約の近道です。

販売期間も通常より長めに見積もる必要があります。一般的な築浅物件が3〜6ヶ月で売れるのに対し、築古物件は1年〜2年かかることも珍しくありません。焦らず適切なターゲットに届くのを待つ姿勢が、納得価格での売却につながります。

まとめ

古民家・築古物件は「価値ゼロ」ではなく、「合う買い手」を見つければ十分に価値があります。DIY志向の若者、リノベ事業者、移住希望者など、新しいターゲット層へのアプローチが成功のカギです。素材感のある写真、ストーリーのある説明、リノベ提案の付加で物件の魅力を最大化しましょう。バナナハウス株式会社では苫小牧周辺の古民家・築古物件の売却もお手伝いしています。「もう価値はない」と諦める前に、まずはご相談ください。


この記事は北海道苫小牧市の不動産仲介会社「バナナハウス株式会社」のコラムです。住宅の購入・売却・賃貸についてご相談はお気軽にお問い合わせください。